「どういう意味だ、それは」
 当然、意味が解らないので問い返す。連れて行くのは少女―――ユセであって、核爆なんて超一級危険物の運搬を請け負った覚えはない。
「…それくらい危険って事、かな。依頼料はあたしの全財産。一億や二億じゃないのは確かだよ。道中の費用も全部あたし持ち。ちゃんと連れてってくれたら口座のアクセスカードとパスワードをカーズにあげる。―――あたしを、連れてって」
 僅かに視線を逸らして話題をはぐらかし、唐突にまともな商談を始める。「連れてって」という時だけはどこか縋るような眼でこちらを見上げる少女を問い詰める趣味は、俺にはない。
 果たして、これは受けるべきか否か。
「質問が三つ程。一つ、その大金が実在するという証拠は?二つ、何故子供のユセがそんな大金を持っている?三つ、それだけの金をばら撒けば自力へどこへだって行けるんじゃないのか?」
 ユセの表情が硬くなるが、これを確認しないわけにはいかない。話半分に聞いたって条件が破格過ぎる。タダ働きはもう御免だ。
「証拠は…これ」
 少女が取り出したのは…冗談だろ、おい。
「プラチナカード……しかも本物じゃねーか」
 口座残高が3億を超える場合のみ発行されるアクセスカードなんぞ、一般人が持ってていいものじゃない。
「これは、あたしの両親の遺産。二人とも少し前に死んだの。真っ当な仕事してなかったから、こんなのがあたしの手元に残ったの。一人じゃ行けないのは―――」
 最後まで聞かず、俺はユセの手を力任せに引いて、その後ろから襲い掛かってきた男に向かって飲みかけのメロンソーダを投げつけた。
「狙われてるから、か」

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彼女から借りた東京事変のクリップ集を見る。
姫凄い。七変化。つか変わり過ぎ。かこいい。好きだ(告白)
ダイナマイトがちょうかこいい。最初素でイノ姉かと思っちゃった。
車のBGMをようやっと弐寺10にしたのにまた教育に戻りそうな予感。(この間もデスロにしたのにすぐ教育に戻っちゃった)
あ、でも雪も降ったし(車の運転恐いよー)野猿が聞きたい。カラオケ行ったらすのーぶらいんど歌わなきゃ(義務)いつかのメリークリスマスも歌わなきゃ(義務その2)
…オイル交換しなきゃ。

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