不定期連載第四話「ありがとう」
2004年12月22日 連載 頭にバニラアイスクリームがのった襲撃者とは、中々滑稽かつ斬新だ。
相手が子供一人とあってか、幸いなことに凶器の類は持っていないようで俺は安堵する。平和が一番。…俺が言うと説得力がないとよく言われるが。
「よっ、と」
少女に向かって伸ばされた腕を取って捻り、ものはついでと投げ飛ばす。他の客がいるテーブルの方を狙って投げたので、見事に突っ込んで大騒ぎになった。
「行くぞ」
掴んだままだった少女の手を引いて、さっさとその場から退散。ものはついでと代金は踏み倒す。ユセは、一度だけ襲撃者の方を振り返ってからついてきた。
少女の視線は自らの足元のアスファルトに落ち、繋いだ手に込められた力は遠慮がちで、俺が少し力を弱めれば外れてしまいそうだった。
不安と、期待と、恐怖と、さっきまでの饒舌さは少女の強がりか。
「ユセ、依頼は受けた」
少女の手に込められた力が強くなった。しっかりと、離れないように。
「―――」
ユセの唇が微かに動いて何かを言ったが、走っていたのでよく聞こえなかった。ただ、なんと言ったのかは解った。
俺は、手を握り返した。
>Go To Next
テーマを日常から連載に変えました。つか今更って感じです。でも今日気付いたの…遅いよ。
キノを4巻まで読みました。
家で読むと時間間隔が吹っ飛んで何もやる暇がなくなるので、なるべく会社の仕事の合間に読んでいるのですが、今日休みなのに読んでしまいました…もうちょっと、もうちょっとと思ってるうちに一冊読んじゃうのよ…気が付くと深夜だったりするのでちょう恐いです。今日は奇跡的に正気に戻りました。
でもやっぱり時間はないよ…MDの整理しようと思ってたのですが…これからしようかな。部屋寒いから躊躇うな。
うーん。
相手が子供一人とあってか、幸いなことに凶器の類は持っていないようで俺は安堵する。平和が一番。…俺が言うと説得力がないとよく言われるが。
「よっ、と」
少女に向かって伸ばされた腕を取って捻り、ものはついでと投げ飛ばす。他の客がいるテーブルの方を狙って投げたので、見事に突っ込んで大騒ぎになった。
「行くぞ」
掴んだままだった少女の手を引いて、さっさとその場から退散。ものはついでと代金は踏み倒す。ユセは、一度だけ襲撃者の方を振り返ってからついてきた。
少女の視線は自らの足元のアスファルトに落ち、繋いだ手に込められた力は遠慮がちで、俺が少し力を弱めれば外れてしまいそうだった。
不安と、期待と、恐怖と、さっきまでの饒舌さは少女の強がりか。
「ユセ、依頼は受けた」
少女の手に込められた力が強くなった。しっかりと、離れないように。
「―――」
ユセの唇が微かに動いて何かを言ったが、走っていたのでよく聞こえなかった。ただ、なんと言ったのかは解った。
俺は、手を握り返した。
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テーマを日常から連載に変えました。つか今更って感じです。でも今日気付いたの…遅いよ。
キノを4巻まで読みました。
家で読むと時間間隔が吹っ飛んで何もやる暇がなくなるので、なるべく会社の仕事の合間に読んでいるのですが、今日休みなのに読んでしまいました…もうちょっと、もうちょっとと思ってるうちに一冊読んじゃうのよ…気が付くと深夜だったりするのでちょう恐いです。今日は奇跡的に正気に戻りました。
でもやっぱり時間はないよ…MDの整理しようと思ってたのですが…これからしようかな。部屋寒いから躊躇うな。
うーん。
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