「狙われる、心当たりは?」
 さらに襲ってきた男を二人のして足元に転がし、ユセに聞いた。いずれも武器は持っていなかった―――あるいは、武器を出す前にのすことが出来たのだが、少女一人に男三人とは穏やかじゃない。
「…あたしを利用する為に。ついでに両親の遺産かな」
「莫大な遺産がついで?」
 含みなく問い返せば、繋がれた手に込められた力と、合わせられない視線がこれ以上聞かないで欲しいと訴える。
 繋がれていない右手で煙草を取り出そうとして、やめた。
「武器は持ってなかった。捕まえるのが目的、か」
 こくりと、うなずく。
 殺す事が向うの狙いでないのなら、まだ幾分か守りやすいというものだ。
「俺が西へ連れてってやる。目的地は?」
 ユセは顔を上げて足を踏み出した。
「西の果てで東の果て。太陽が沈んで昇るところ。―――あたしが生まれたところ」

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ハウルの動く城を見てきました。キムタクが一体どんなもんかとほぼネタのために。
キムタク違和感なかった!びっくりした!事前知識がなきゃ気付かなかったかもしれない。つかこれはある意味当り映画だ!!(笑)
ずばり今回のテーマは愛のようです宮崎監督。
見所は…ハウル。なんと言ってもハウル。予想以上の見事なへたれっぷり。あとかぶ。
こんな笑える宮崎映画見たことない!(ちょっと待て)

h.NAOTOの福袋が彼女のところに届きました。
えーと……まだ実物見たわけじゃないんですが、もしかして僕スカートでゴスですかって状況らしいです。ぎゃふん。

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