窓の外に気配が生まれたのは、深夜営業の店もいい加減店じまいを始めるような、そんな時間帯。ユセはとうに眠りについている
 護衛の関係上、俺とユセはそこそこいい値段の部屋に二人一部屋で泊っているが、だからと言っていけない事を期待しての覗きという事はありえない。なぜなら、この部屋は3階だからだ。
「こんばんわー」
 窓を割られたりすると面倒なので、自分から開けてやった。窓の外には屋上からワイヤーを使って降りてきたらしい黒尽くめの男が、間抜け面でぶら下がっていた。とはいっても目以外は覆面で隠されているのだが。
「んでもってさようなら」
 本人的には極上の笑顔で言うと同時に、俺愛用の剣を抜刀、横に薙ぐには刀身が長すぎるので突きの要領で容赦なくワイヤーを切ってやる。当然、男は重力に従って下方向へと落下していった。運がよければ骨折くらいですむかもしれない。
 窓の下を見ることもなくきちんと鍵をかけ、廊下に面したドアへと向かう。
 無造作に開ければナイフを持った手が襲い掛かってきた。成る程、護衛がついたことが早くも伝わったか。手回しのいいことで。
 考えるよりも早く、体制を低くしてタックルをかます要領でナイフを頭上通過させ廊下へでる。こちらも黒服覆面、ありきたりな襲撃者スタイル。
「ご苦労様」
 相手のが反応するより早く、体勢を立て直して後ろ回し蹴りを決めてやるとあっさり昏倒。このまま放っといて目覚められると面倒なので、廊下の窓から捨てておいた。打ち所が悪くなきゃ多分大丈夫だろう。
 部屋に戻ればユセはいまだ眠りの中。どうやら初日の夜の静寂防衛に成功したようだった。

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今日は盛岡のイベントすっぽかして(彼女が具合悪い言い出した為。一人で行ってもイマイチ)昼まで寝てました。おかげで今月はゴスを免れました。でも来月はやるんだろうな…
で、何をやるってゲームですよ。ポップンですよ。叢は折角買ったのにやれてないです…時間をください。最近仕事が忙しいぽいのです…年明けてから受注件数が増えてるとか…もうこっちいっぱいいっぱいですから!でもうちの係長は検査要員を増やす気はないらしいです…このままいったら2月くらいでキャパオーバーだってわかってるのにネ。……いいよ、がんがるからさ。

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