明確な形をまるで持たない紫煙を吐き出した私は、貴方が煙草が嫌いなのを思い出して火を灰皿に押し付けて消す。
 無様に潰れていく赤い熱。
 消臭スプレーを部屋中に吹き付けて、散らかった臭いを押し隠す。
 もうとうに成人しているのに、なんだか悪い事をしているみたいだ。
 壁にかけたままのコートのポケットを漁ってのど飴を引っ張り出し、口に。
 いつか咳をしていた私にくれたのど飴がこんな事に使われているなんて、貴方は考えてもいないに違いない。
 舌で転がしながら、広げていた雑誌を閉じて部屋の隅に適当に積み上げ、それだけで片付けは終わり。
 今更隠すものなんて、と考えて、視界に入り込む吸殻。
 ああ、まだあった。
 ご機嫌でも伺うようにこれを隠すのは、可愛げがあると取るべきなのか、往生際が悪いと取るべきなのか。
 考えるまでもない。
 だから、何も考えないで吸殻を見えないようにゴミ箱へ。
 これですることはなくなって、時間が訪れるまで湿った床へ座り込み。
 凝った煙の臭いはスプレーのおかげで少しずつ昇華されつつあるのだろうが、口の中もカリンに上塗りされていくのだけれど、身体の中に積もった毒は簡単には消えない。
 当たり前だ。
 取り留めのない、どうしようもない、どうということもない、意味のない、思考。
 うとり、と、飛びかける意識。
 チャイム。

 体内の毒だけはそのままに、私は貴方を出迎える。








思いついたので。
あれですよ、男の人の煙草話って時々書くけど、女の人の煙草話って書いたことなかったなーと。

拍手原稿もせずに何を書いているのやら。

東京大規模イベント後は特に、色々書きたいものがぶかぶかと浮かんでくる。
が、スキルが全く追いつかない。

普段でも漫画を読むと絵が描きたくなるし、小説読むと文が書きたくなる。
スキルー時間ー
もっと、こう、頭の中にある色々をうまく形に出来ればいいのになぁ。
絵が描ければもうちっと表現できる気がするが、いかんせんそっ
ちはからっきしだしなぁ。

「ハケンの品格」の大泉さんと篠原さんのコンビがちょう楽しい。
なんつーか、どっちもツンデレ?(間違い
大泉さんらぶにあわねーなぁ(褒めてる



私信紛いのメモ。
「大希」と書いて「マサキ」と読むのは無理かな。
無理やりっぽいけど、駄目かな。
「ヒロキ」と読む案もあったんだけど、それだと被るしさ。
でもこれなら何とか女の子の名前じゃね?

コメント

ピノ
2007年2月7日23:56

>「ハケンの品格」の大泉さんと篠原さんのコンビがちょう楽しい。
激しく同感

どうなる事やらあの恋路。

大泉さんだしな・・(褒めてる)

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索